仕事は楽?きつい?電気工事士の仕事内容と将来性をチェック!

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こんにちは。電気工事士のリベルタ(@liberta0101)です。

僕の20年以上の経験の中で、同じ電気工事士でも年収や将来性が高い仕事内容の傾向がわかりましたのでお伝えします。

この記事は、これから電気工事をはじめる人に読んでほしい内容になります。

この記事を読めば、電気工事士としての「はじめの一歩」を踏み間違える心配がなくなりますよ。

リベルタ

はじめの一歩で足を捻挫したらツライからな

結論を言ってしまうと、公共施設や工場の電気工事をおこなう「プラント電気工事」が、最も未経験から高年収を得やすく、将来性があります。

経験をつめば電機メーカーに転職することもできますし、年収が増えれば将来のお金はなくなりますよ。

リベルタ

どうせやるなら、年収も将来への期待も高いほうがいいからな。

電気工事に踏み出せない人は、「電気工事士はやめとけ」を完全論破!業界20年のプロが理由と対策をもとに本音でアドバイスの記事がおすすめ◎

目次

【資格の種類】第2種電気工事士と第1種電気工事士

電気工事士には2つの資格があります。

表にすると下記のようになります。

第2種電気工事士
第1種電気工事士
  • 交流600V以下の作業ができる
  • 主に住宅やテナントで作業をする
  • 受験に実務経験が不要
  • 交流600Vを超える高圧電気の作業ができる
  • 工場や変電所で作業ができる
  • 免状の交付には5年の実務経験が必要
  • 第2種電気工事の作業もできる

これから電気工事をはじめる人は、まずは第2種電気工事士の資格を取得しましょう。

これからお伝えする内容は資格の種類ではなく、仕事内容の話になりますので、ひとまず「資格には種類があるんだ」とご理解いただければOKです。

リベルタ

はじめは「資格が2種類ある」ってことがわかればOK!

第一種種電気工事士の実務経験は3年以上になります。

電気工事士の仕事内容

電気工事士の中にも種類があります。
未経験者が仕事に就く可能性のある2つの仕事内容について解説します。

主な作業を、下記のように表にまとめました。

内線電気工事の主な作業
プラント電気工事の主な作業
  • コンセントや照明の取り付け
  • 住宅に関わる電気(IH・太陽光)
  • 店舗の模様替え、改装
  • 工場の機械導入に関わる配線
  • 変電所の新築や増設
  • 水処理施設や鉄道などのインフラ工事

会社によって、どちらか一方ではなく両方取り組んでいる場合もありますし、内線電気工事の閑散期にプラント電気工事の手伝う場合もあります。

仕事のベースロードをどこに置いているかを見極めるのが大切です。

僕が電気工事をはじめたときは内線電気工事の会社に勤めましたが、プラント電気工事の会社に転職したことで年収アップにつなげています。

さらに転職をして、現在の勤務先は電機メーカーです。

急な仕事を依頼されたときが一番きつい!

電気工事の仕事は現場での体力勝負の仕事です。

会社によっては現場作業に加えて帰ってから次の日の段取りや図面作成、見積書の作成をおこなう必要があるので、拘束時間が長くなります。

実際僕も、日中の現場作業中に見積り依頼の電話をうけて、2.3日中に見積を依頼されることがあります。

以前は予定していたプライベートの予定を変更することもありましたが、今では顧客との話しの仕方で急な仕事を回避できたり、上司に相談することで必要以上の残業はしないようになりました。

一番きつい!と感じたことは「自分のペースで仕事をすすめることができないとき」です。

急な依頼、不毛な残業を、意味のない責任感という言葉で無理に押し付けられてはいけません。

ポイントは依頼を断るのではなく、こちらから「その件は〇〇日までに処理します」と言ってしまうことです。

丁寧な言い方で「〇〇までに処理すればよろしいですか?」と聞く方がいますが、これは相手に判断を委ねているので、個人的にはおすすめしません。

特に建設業では、昔から「言い切ったもの勝ち」の流れがありますので、注意してくださいね。

笑い話のような出来事ですが、トイレにまつわる話があります。

若い作業員が「トイレに行ってもいいですか?」と班長さんに言うと「ダメだ」と言われます。

漏らされても困るので他の先輩作業員がこう言いました。

「いいですか?というのは判断を委ねている。行きたいのなら、行ってくると言え」と。

その後、若い作業員はもう一度班長さんにいいました。

「トイレに行ってきます」と、班長さんは「おう。わかった」と了承しました。

-実は僕の体験談-

この話は特別なことではありません。

そのくらい自分から言い切った方が、話をすすめやすい業界なのです。

内線電気工事の特徴

内線電気工事はビルやテナント、住宅をメインに仕事をする工事をいいます。

リベルタ

家を建てたり、事務所のレイアウトを変えたりするときに来る業者さんやな。

  • 主な作業場所:住宅・ビル・テナント
  • 顧客:ゼネコンなどの建築業者

第2種電気工事士の資格があればOK

住宅やテナントでの工事は600V以下のことがおおいので、ほとんどの作業は第2種電気工事士の資格で問題ありません。

電気工事士としては、第1種電気工事士を持っていたほうが望ましいのですが、資格試験のプレッシャーを受けながら仕事をする必要は比較的少ないといえます。

工程は建築業者に合わせる

住宅であれば工務店や大工さん・ハウスメーカーがお客様となり、ビルやテナントの新築工事ではゼネコンなどの建築会社がお客様になることがあります。

そのため、工程の主導権は発注側の建築会社になることがおおく、お昼休みや深夜でも建築の予定に合わせる必要があります。

将来的に需要が減る

野村総合研究所の調べでは住宅の着工戸数は2019年の88万戸から2040年には41万戸と減少すると予測されており、市場が縮小していきます。

市場が縮小すれば、需要が減り、売上が減る。結果として、働く人の収入が減っていきますので、内線電気工事だけでは将来が安定とはいえません。

プラント電気工事の特徴

プラント電気工事は、工場の電気配線や水処理施設などの公共施設の工事をいいます。

リベルタ

公共施設の工事は人目につなかいけど、大事なインフラなんや。

  • 工場
  • 変電所
  • 公共施設
  • 顧客:官公庁・工場・電機メーカー

景気に左右されにくい

景気が良いときは民間企業の設備投資が増えるので忙しくなり、不景気になっても公共工事があるので仕事が減ることはありません。

景気に左右されにくく、自動化できる仕事ではないので、社員が解雇されるリスクも低くなります。

休みが不定期になる

工場の設備導入は年末年始やGWといった大型連休に仕事をすることがおおいので、電気工事も休日に作業することがおおくなります。

休みは不定期になりますが、近年は休日をとりやすい環境に変化していますので、昔のように「30連勤あたりまえ」のようなことはありません。

年収が上がりやすく、将来性豊か

仕事が継続的にあるので、会社としても資金をため込んでおくよりも、社員に還元する企業がおおくあります。

内線電気工事と比べると年収は上がりやすいため、将来性が豊かです。

その他の電気工事を紹介

内線電気工事とプラント電気工事をあげましたが、電気工事には他にも種類があります。

  • 制御回路を組み立てて制御盤をつくる業務
  • 現場で試験をする業務
  • システムの設計業務
  • 工場の保守・保全業務

工業系の大学の指定学科を卒業していれば別ですが、まったくの未経験から「システムの設計業務」は現実的ではありません。
実際に求人がおおいのは内線電気工事かプラント電気工事になります。

リベルタ

まずは資格をとって経験を積めば、いろんな道がひらけてるってことやな。

まとめ:電気工事を始めるならプラント電気工事がおすすめ!

結論:プラント電気工事が最強
  • 住宅・テナントの電気工事はデメリットがおおい
  • プラント電気工事の特徴は不景気にも強い
  • 安定した年収と将来性があるのはプラント電気工事

電気工事といってもひと括りではなく、仕事の内容によって種類があり、選んだ業務によって働き方や年収、将来性が変わります。

自分の目的にあった仕事内容を選ぶことで後悔のない仕事選びができるようになりますよ。

リベルタ

こんなハズじゃなかった。ってのは避けたいからな。

電気工事の仕事を選ぶ参考になれば幸いです。

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