こんにちは。リベルタ(@liberta0101)です。
日本の出生率の低下や少子高齢化と聞いて、みなさんはどのように感じますか?
「将来に期待できないからしかたない」
「給料安すぎて子供3人とかゼッタイムリ」
「昔の人が年金もらいすぎ!なんで今の世代が苦労しないといけないの?」
「ベビーブームっておいしいの?」
などなど。。ご意見があると思います。
僕は出生率低下と少子高齢化を聞くと人口動態があたまに浮かびます。
今回はすこしマニアックな内容になりますが、人口動態と仕事について
知っていれば「こいつ考えてるな」と思われることでしょう。
①地域別の人口動態
②なぜ人口が大切なのか
③会社との関係
①地域別の人口動態
みなさんは総務省のホームページをご覧になったことありますか? 僕は趣味の株式投資をするまでは見たことありませんでした。
なぜ、総務省の話をするかといいますと、都道府県別の人口の増減が発表されているからなんですよ!
(ココ盛り上がるところです(笑))
総務省の都道府県別人口動態の人口増加率トップ8をみてみましょう。
No | 地域 | 人口:人口増加率(増加人数) | |
---|---|---|---|
1. | 東京都 | 13,740,732人:0.76%増(103,386人) | |
2. | 沖縄県 | 1,476,178人:0.32%増(4,642人) | |
3. | 神奈川県 | 9,189,521人:0.20%増(18,247人) | |
4. | 埼玉県 | 7,377,288人:0.19%増(14,277人) | |
4. | 千葉県 | 6,311,190人:0.19%増(12,198人) | |
6. | 愛知県 | 7,565,309人:0.18%増(18,247人) | |
7. | 滋賀県 | 1,420,080人:0.03%増(445人) | |
8. | 福岡県 | 5,131,305人:0.01%増(532人) |
※平成31年1月1日の住民票の増減データになります。(自然増減は含んでおりません)
(出所:総務省HPhttp://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01gyosei02_02000193.html)
まずみなさんが疑問に思うのは
「やっぱ東京はそーだよね」で、その次に
「なぜトップ10ではなくトップ8なのか?」ではないかと思います。
理由は簡単。増加率をみたいのですが、人口が増加している地域がの8つしかなかったからです。
日本全体が0.21%の減少しているのですからムリもありませんが、滋賀県を除いて都市部に集中していますね。
滋賀県がランクインしている代わりに大阪や京都が入っていないことから、滋賀県がベットタウンとして機能していて通勤に便利なんだと推測できます。
②なぜ人口が大切なのか
大前提として、人口が増えるということは、
モノの消費量が活発になり仕事がなくならないと考えることができます。
GDPって昔習いましたよね?
国内総生産ってやつですが、消費があるから生産があるワケで
GDPを増やすために人口増加はマストなんですよ。
GDPを国単位から地域別に考えてみるとわかりやすいのですが、
人口が増加している地域はモノが消費され生産されるため、企業が集まりやすい。 好循環がうまれて地域別GDP(※)が上昇しやすい。
人口が減少している過疎地域では、一般的なサービスは利用者が少ないためにビジネスとして成り立たず 撤退せざるを得ない状況。つまりは悪循環になりやすく地域別GDPが減少しやすい。
※地域別GDPは僕の造語です。
今はよくても、将来的に人口が少なくなると考えられる地域にしか営業所を持たない会社は、いずれ他の地域に営業所を進出したり、多角化するといった 変化が求められることは簡単に想像できます。
③会社との関係
僕が考える基本的な会社組織のあり方として、
仕事は追い風の中で行った方が、会社の良し悪しに左右されず、うまくいきやすいと考えています。
好循環がうまれている企業では人にも設備にも投資を惜しまないでしょう。なぜなら、投資に対して売上があがるサイクルが短いので、 投資した資金の回収期間が短くて済むからです。
社員への人件費や設備投資は減価償却をしてしまえば、利益として貢献します。
一方で悪循環の中にいる企業は(経営陣が気づいていればですが)そんな余裕はありません。
「いつ、どうなるかわからない。だから儲かってもひたすら利益剰余金としてためこんでおこう。」
結果として、社員には還元されずに優秀な人財は会社を離れていきます。
経営陣や株主といった自分が会社の変化に直接的にかかわることができる人は自分の判断で変化を促すことができるかもしれませんが、僕のような凡人(ましてや転職組)には直接的に経営の変化に関わることはなかな難しいのが現状です。
心当たりのある方は、自分の上司に会社の改善点を働きかけり、同僚を巻き込んで改革を行う。最終的に効果がなければ自分自身が転職するといった
「自分の変えられるものを変える選択」をするのが良いと思います。
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いかがでしたか?
こうして考えてみると、日本の今後は都市部に人口が集中し、他の地域、とくに過疎化が進む地域の経済成長が期待できないことがみてとれます。
人口についてご興味のある方は、
「未来の年表」河合雅司 著
を読むことをオススメします。
コロンブスの卵と同じで、自分で気づいて行動に移せるかが大切。 追い風の中で走っている会社と付き合うのがベスト!
今回は以上になります。むずかしい内容だったと思いますが、お役にたてれば幸いです。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。