【独占】安全靴の選び方をシューフィッターのいるお店で聞いてみた

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この記事の参考資料

この記事は、名古屋のシューフィッターのいるお店「フットマインド」さんに教えていただいた安全靴の選び方を記事にしています。

毎日朝から晩まで一緒にいる安全靴のことをあなたは考えたことがありますか?

正直にいって、僕は「かっこよく履ければいい」と思って51足以上履いてきました。

読者さんから「安全靴の選び方を教えて欲しい」と要望があり、NHKから取材をされた経験もある靴の専門家「フットマインド」さんに安全靴の選び方を教えてもらいました。

その結果、靴と足の大切さやよくある勘違いに気がつけましたよ。

この記事では、

以上の3つがわかります。

靴の選び方の知識を深めたい方は読み進めていただき、すぐにおすすめを知りたい方は「おすすめの安全靴」の記事を読んでくださいね。

この記事を書いた人

安全靴を履いて27年!

51足履いてきた電気工事士

<プロフィール>

名前:リベルタ

  • 元職人、現在は現場監督
  • 上履きも長靴も先芯入り安全靴
  • 話のネタは女性や賭け事より安全靴
  • 靴磨き知識アドバイザー資格を保有
資格証はこちら↓

僕は27年の職人人生で51足の安全靴を履いて、200人以上の職人と話をしてきました。

目次

安全靴の選び方のポイント

安全靴の選び方のポイントを紹介します。

下の写真は、会社に支給されがちなミドリ安全の製品です。

ポイントは下記の2つです。

詳しく説明します。

本当の足のサイズを知る

なんとなく選びがちな靴のサイズですが、実はサイズがあっていないと巻き爪になったり足が痛くなってしまいます。

インソールを取り出してみて「かかとをピッタリとつけた状態で爪先に1cmから1.5cm余裕をもたせたサイズ」を選んでください。

間違った知識としてかかとに余裕を持たせてしまうことがあります。

歩くときに、かかとと足首の付け根(靴のひもで言えば上ふたつ)が軸になって歩行しますので、必ずかかとはピタッっとつけた状態で図ってください。

名古屋にお住まいの方は「フットマインド」さんの店舗で足を計測してアドバイスを受けられますよ。

メーカー(モデル)によってサイズは違う

教科書的なことをいえば、下記の2つがポイントになります。

  • 足長サイズを求める
  • 足囲サイズを求める

足長サイズはJISで一定の数値がきまっていて、足囲というのは、よく言われる3Eなどの靴の幅です。

今回お伝えしたいのは、この一般的なことではありません。

同じ26.0cmの安全靴でもメーカーにより木型が違うので、サイズが微妙に違うということです!

リベルタ

アシックスとミズノ、ミドリ安全では同じ26.0cmでも違う!

同じメーカーなら良いのですが、違うメーカーの靴を買うときには注意してくださいね。

アシックススポーツ工学研究所の書籍では、日本人は欧米人よりも「足の甲が高く幅が広い」傾向があるようです。海外メーカーの靴を買う場合は、注意してください。

履き方のポイント:靴は『かかとが命』

大事なことですが、靴(もちろん安全靴も含みます)は『かかとが命』です!

かかとは安全靴の命なので、歩いていて左右にフラつきのない靴を選ぶのが◎です。

足の外側に6度以上倒れる場合は靴へも足へも負担が偏りやすくなるので、インソールで山を作るなど、サポートをした方がベターです。

リベルタ

普段履いてる靴の裏側が、極端に外側だけソールが減っている人は注意してね(僕だけど・・・・・・)

かかとと合わせて爪先の曲がるところもチェックするのが◎です。

下の写真のミドリ安全の安全靴は、かかとはしっかりと成形されていて、爪先はやや上に反っているようにみえます。

安全靴は先端に芯が入っているので、爪先が曲がる箇所は大事なポイントです。

フットマインドの店員さんが手で押さえてる下の写真が、足を固定するイメージです。

かかとはしっかりと靴につけて、紐は毎回縛るのが正しい履き方のポイントになります。

安全靴は脱ぎ履きが多い現場もあると思います。

それでも、かかとをしっかりとホールドして横着せずにギュッとしめて履けば足への負担も少なくなり、疲れも軽減されるはずです。

紐での脱ぎ履きがめんどうな人は、BOAやマジックベルトの安全靴をお使いください。当サイトでは、正しい靴の履き方をおすすめしているので、スリッポンタイプの安全靴は推奨していません。

安全靴の選び方や履き方のよくある間違いや質問

安全靴の選び方や履き方で、勘違いされがちなことや質問をまとめました。

靴紐は脱ぎ履きするたびに結んだ方が良いですか?

安全靴の本当のサイズを知るところで説明しましたが、下の写真を再度掲載します。

足首の付け根とかかとでバランスが取れるので、上から二つ目まではしっかりと結ぶのが良いです。

ですので、脱ぎ履きのたびに結ぶのを推奨します。

リベルタ

紐がめんどうな人はBOAかマジックベルトの安全靴がおすすめだよ~

屋外と屋内の作業が両方あると紐を縛るのがめんどうですが、安心安全のためにくせにするといいですよ。

かかとを潰し気味に履いていますが問題ありませんか?

かかとは靴の命なので潰さないように履いてください。

僕自身もかかとを意識して履くようになってから、歩くときに滞空時間が長かったり、左足だけ擦り気味になっていたり気がつくようになりました。

正しく履くためにかかとは潰さず、しっかりと足首の付け根の紐をしめてホールドしてください。

当サイトでは足首の付け根をホールドできないスリッポンタイプの安全靴は推奨しておりません。

会社支給の安全靴が足にあっていないようです。どうしたら良いですか?

まずはインソールを取り出して、ご自身の足とあわせてみてください。

足と靴のサイズがあっているようなら、次はインソールで解決できるかもしれません。

オーダーメイドのインソールは、内反や外反になりがちなクセも考慮し、高所であれば指先のグッとこらえるところ(指枕といいます)もつくれます。

リベルタ

会社支給の安全靴がイマイチあってないって人は多いみたい。。。。気をつけてね。

インソールを静電仕様にできますか?

通常のメーカーでは難しいかもしれません。ただし、フットマインドさんなら静電素材をインソールにまぜて製作できます。

どうしても静電仕様じゃないといけないけど、足にあっていない・・・・・・そんな悩みの方は相談してみるのが◎

サイズが合わなかったら靴のサイズを大きくすればいいですか?

サイズがあっていてもメーカー毎にもっている木型が違うので、安易にサイズを大きくするのはおすすめしません。

大きくしすぎると、爪先から靴先端までの余裕が1.5cm以上になってしまい、巻き爪などの弊害がでる恐れがあります。

リベルタ

単にサイズを大きくしない。

注意点として、小さすぎる方が足を痛める可能性があるので「小さいよりは大きい方がベター」程度に覚えておくと良いです。

まとめ:安全靴を選び方のポイントは足のサイズとメーカーによって違うこと

安全靴の選び方のポイントは、

  • 足のサイズを知ること
  • メーカーごとで木型が違うので注意しよう

という2つのポイントがありました。

リベルタ

ちょっと合わないと思っても、安易にサイズを上げない方がいいよ。

履くときのポイントは「かかとは靴の命」なので、まずはかかとから履く。それからギュッとしてめ足の軸をしっかりしよう!ということでしたね。

なんの気なしに選びがちで「俺はいつも26.0cmだからコレにしよう」となりがちな安全靴。

第二の心臓といわれる足を守る大切な役割があるので、選び方も安全靴もこだわってみるのが◎ですよ。

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